魔女狩りと【大英博物館・古代ギリシャ展】

Filed under: Blog / 6月 16, 2011

最近、現代の魔女狩りにあってる私です。

迫害された感が、何だか懐かしく思えて楽しいです。

先日、神戸市立博物館の【大英博物館古代ギリシャ展】に行ってきました。

うちの屋号IDEA(イデア)はギリシャ語やし〜。
で、IDEAのシンボルマークの魔法陣には古代ギリシャ文字も使われてます。

会場に入って古代ギリシャに思いを馳せる。
迎えてくれたのは、ブロンズのゼウス像。
小さいけど、抜群の存在感。
美しい者とヤる為なら労力を惜しまない神様。
雨に化けたり、白鳥やったり、牡牛やったり。
忙しいね。
ヤキモチ妬きの嫁を誤魔化す為でもある変身。
全能の神でも奥さんは怖いんや。

で、ドーンと展示されてる【擬人化した葡萄の木とディオニュソス像】。
顔を見て綺麗な女性と思いきや、ポロンと付いてました♂
うっとりするほど美しい。
そして、別世界の者たちってエリアに。
ここでは、メデューサとかが出てくる。
牧神パンの小像!素敵や〜。
IDEAにも【牧神パン】シリーズは何点かあるし。

牧神パンは、半獣神。
下半身が山羊で、頭には角がある。
【全て】等の意味であるパン(汎)とか、パニックの語源やったり。
バフォメットの原型でサバトにも出てきたり、悪魔やったり…
複雑な神様。
私は大好き。

パンをワクワクしながら眺めて、次に向かう。

【オリンピアとアスリート】
オリンピックの原点であるオリンピアの運動競技祭。4年に1度ギリシャ中の青年が集まって競技祭に出る。
元々、ゼウスに捧げるための宗教的儀式らしい。

素っ裸で運動して、鍛え上げられた美しい身体を惜しみなく晒す!
説明の一部では、オッサンが若い男の子を賞賛するみたいな事が書いてある。

全裸で競技をして勝者の若者達が喜んで戯れる姿をオッサンが眺める…?

運動競技は男子の早期教育に欠かせないものだったらしいけど…
展示されてたエロス(キューピッド)像は、ギュムナシオン(運動場のある教育施設)に飾られたが、ここで若者たちが賞賛、誘惑される場ともなったとか。

……(@_@;) ハッテン場のしるしかいな!

しかし!イチオシ作品の【円盤投げ(ディスコボロス)】、360度ぐるっと見れるんだけど、チ○コが無いっ!
タマタマはプリっとある。でも、チ○コは無い。

チョン切られたみたいになってる。

二千年ほどの長い年月、色んな思想にまみれた結果なのかな。
身体はめちゃめちゃ美しい。背筋からお尻から完璧な身体。
鍛えた身体に鞭を打って、ピクッと動く背筋をみるのが好きな私。こんな身体に一本鞭を炸裂させたら楽しいやろな〜。
【サテュロスから逃れようとするニンフの像】は、表情が可愛い。
嫌がるというより、ふざけあいっこしてイチャイチャしてる感じやね。

で、ふと目についた水差し。【地面から生えた男根に水をやる女】
地面からニョキニョキ生えたチ○コ、可愛すぎる!
これもやっぱり豊穣の象徴だとか。
世界中どこでもチ○コは豊穣のシンボル。
違う水差しには仰向けに寝転んだ青年に男が股がろうとする絵。
おおらかで素敵。

ギリシャ時代の作品はほとんど残ってなくて、ブロンズは溶かされて兵器となり、大理石等の彫刻はキリスト教イスラム教に異教の神の偶像と破壊されたという。
だから、今回もギリシャの文化に憧れたローマンコピーが多い。

魔女狩りにあってる私としては、なんだか感慨深く説明文を読んだ。

古代ギリシャ展〜究極の身体、完全なる美〜

何千年も変わらず誰もが美しいと思える古代ギリシャの彫刻。

プラトンの唱えた意味が少し理解できた気がした。

ま、シレノスとかサテュロスの半獣神とか、でっぷり太った喜劇役者も私は好きだけどね。



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